エピローグ 影差す運命に狂い踊れ


煌めいていて。

あたたかくて。

そんな日常が、永遠に続いてほしかった。

けれど、そんなのは架空の物語でしか

ありえない。

全ては定められし、変えられぬ、

変えてはいけない運命へ。

負の感情が渦巻く終焉へと堕ちていく。

忌まわしき、黒い頁をめくらなければ。

愛しくてやまない、幸せな日常が。


「昏んでいく」